1人目2人目「体外受精」41歳で3人目「自然妊娠」の記録

現在43歳の3児のママです。 上2人は体外受精、3人目は奇跡の自然妊娠で出産をしました。一筋縄ではいかなかった約13年に及ぶ妊活と3人の出産の記録です。

コラム:来月は妊婦につき自粛します症候群

🍀時系列に沿っての話は、番号を振っています.

🍀「コラム」の記事は治療内容には関係なく、飛ばしても話はつながるようになっています

 

 

 

前回の記事に主人とケンカをしたと書いたのですが、

 

3babynewborn.hatenablog.jp

 

本当に本当にまっさらな、妊娠をすることに何の疑いもない、

妊活の初めの頃から、

 

 

排卵日に関係を持ったからには、来月には妊婦かもしれない

 

と思うのは当然でして。


 

 

 

男性側は特に生活を変える必要なないのですが、

女性側としては、「もしかしたら♡」

という気持ちから、

 

 

それこそ、

 

階段を駆け降りるときに慎重になったり、

満員電車を少し避けてみたり、

自転車ってどうなんだっけ?って思ったり、

煙草の煙を避けたり、

大きなイベントの予定は入れなかったり、

飛行機を伴う旅行は避けたり、

お酒を控えたり、

生肉を控えたり、

「冷え」に敏感になったり、

洋服を買うときに、これ…妊婦でも・・・?と考えたり、

 

 

お母さんになる覚悟

を伴った生活が始まるわけです。

 

 

私にとっても、

 

「もしかして♡」と、「♡」のついたものから、

「そろそろ?」と、「?」のついたものとなり、

「今度こそ!」と「!」のついた気合に近いものとなり、

 

だんだんと、願掛けという思いに代わり、

最終的には、

 

「来月は妊婦なので自粛症候群」

 

という謎の「修業」に変わっていきました。

 

 

私の場合は、もちろん最初の半年~1年は何事も楽しんでいたけれど、

お酒も一切飲まなくなり、

クーラーの設定温度で喧嘩をするようになり、

主人の出張に土曜日1泊だけ付いておいしいものを食べるなんてこともやめ、

体にいいものを食べようとか、

これは体に悪そうなものを拒否したり、

頭痛いけど薬を我慢するとか、

ダイビングをしないとか

冷えそうとか…

 

いつのまにか色々な「自粛」を自分に強いていた気がします。

 

その時はとにかくすべてにおいての目標が「赤ちゃんを授かること」

になっていたので、こんな自粛なんて、なんの苦痛でもないし、

私自身としては、ライフワークのようになっていて楽しんでいたと思うのですが、

主人から見ると、それは時を重ねるにつれ(出来ない時間が続くにつれ)

私を苦しめているというか、修業以外の何もないものとして感じていたようです。

 

 

でも、女性誌の妊活特集を見ても、

「冷えは大敵!」

「ショウガで体ポカポカ」

「首という首を温めて♬」

なんて記事が出ているとどうしても、

気持ちはそっちの方向に持っていかれてしまいますよね。

 

でも、何より、生理が来た時に、

何か「できなかった理由」があった方が

(ex.先月は残業が多かったからなとか、冷える生活をしていたなとか)

前に進めることができて、

それが続けるための「救い」

であったような気がします。

 

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アドバイスにも何にもならないのですが…

 

今思えることは、

 

自分のアイデンティティ全てを、

生活の100%を「赤ちゃんを授かる」ことだけに

傾けてしまわないこと

 

は必要だったかな・・・と思えます。

 

だって今の私から見たら、32歳の私はそれはそれはピチピチでキラキラで、

主人と二人で色々過ごす生活も、

子供が手を離れてからの年を重ねてからの「それ」とは、

全く違うもので。

 

盲目に一点しか見えていなかったは、

とても勿体なかったなと思えるのです。

 

 

でもさー

だって欲しかったんだもん。

姪っ子もかわいすぎたんだもん。

主人をパパにしてあげたかったんだもん。

 

とあの頃の私は言うかな。

 

 

あの頃の自分に後悔はないけど、

もし、今頑張っている人がいたら、

少しだけご主人との「今」今日が一番若い「今」も

一緒に楽しんんでもらえたらいいなと思います。